生理をずらす便利さ

 月経のリズムを調整、つまり生理の周期をコントロールすることですが、生理を早めたり遅らせたり、好きな時に起こすなんて、不自然であまりやらないほうがいいって思いませんか?実は全然違うんです。

 

 生理は、ピルを使うと、来てほしくない時期は来ないよう先延ばしにできたり、来てほしかったらすぐ来させたり、自由自在に操れます。なので普段から飲んでいると、とても便利です。

 

 修学旅行で生理がきたら恥ずかしいのでずらすとか、滅多に行けない海外旅行を生理にジャマされないように…と対策する人が病院でわざわざ、という話はよく聞きますが、大きなイベントではなくちょっとしたことでも気軽に管理していいのです。

 

■数か月前から予定されていた会社の健康診断や人間ドックの日は検査のやり直しや別日にまた予約し直しする必要なくなりますし、

 

■スポーツの試合や大会は、生理の後にくるよう調整すると記録が伸びます!

 

■結婚式当日は当然生理を避けて、そのあと新婚旅行があればハネムーンベイビーの確率をあげるため、生理と同様、排卵日を当てるように調整しておくとか、、

 

■上記のようなことがなくても、仕事の繁忙期、泊まりのインターン、子どもの学校行事参加などなど何でも気軽に、

 

■そして近年では「生理が来てしまう男子」、つまり生理の存在が苦しみとして突き付けられる人が、生理のない生活を手に入れることによって心の安定を得られるケースもすくなくありません。

 

 ピルは医療機関で処方してもらうお薬なので、「月経移動」とか「ピル」というキーワードがある婦人科クリニックなら対応してもらえる…はずです。保険診療ではありませんが、健康な生理をより快適にすごしたい、という目的で処方をお願いすることはまったく問題ありません。

 ただ、医療機関で病気治療を時間をさいてしてしまうのはよくないので、健康管理については私たちがしっかり学んで、セルフメディケーションできるのが理想です。

 自分でスケジューリングさえできれば、調整用にお薬をもらうのは、かかりつけの内科、小児科、皮膚科、どこでも、処方せんは書いてもらえます。定期検診もきちんと受け、健康管理や自己責任で対応できる知識があれば、オンライン処方や海外から購入することもできます。

 

■コラム■月経での"調整"いろいろ

「月経調整」という表現、ときに「経血コントロール」の意味で用いられることもあります。生理中でも血が出て来ないよう止めておき、トイレで力を抜いて排出するようです。そこでライフェスデザイン研究所では、混同しないよう“リズム”というワードを入れて表現しています。

 月経に関してはいろいろなメソッドがあるので、個々が快適に行えるようたくさんの種類を知っておくといいですね。